産まれたての赤ちゃん。
私たち親は当たり前のようにおもちゃを買い与えます。
なぜおもちゃを買うのか?
考えたことがありませんでした。
子供が喜ぶから。
それもありますが、もっと大事なことがあるような気がして、今回記事にしてみました。
おもちゃはなぜ、必要なのでしょうか?
おもちゃとは?
そもそも、おもちゃって何なのでしょうか?
お もちゃ [2]【〈玩具〉】
〔「おもちあそび」の転〕①子供が持って遊ぶもの。がんぐ。 「 -の電車」
三省堂 大辞林 第三版
辞書の意味だと「持てる大きさの物」で「遊べるもの」であればなんでもおもちゃと呼べるようです。
ついおもちゃというとお店で買うものだと紐づけてしまいますが、自然の中の草や枝、泥団子なんかもおもちゃと呼べそうです。
古代のおもちゃ
なんと、古代の子供もおもちゃであそんでいたらしいのです。
紀元前950年~900年もの昔、古代ギリシアの墓地から発掘されたおもちゃだそうです。
約3000年も前の子供もこんな感じで遊んでいたのでしょうか…。
おもちゃの役割
おもちゃは何のために生み出され、どのような役割を担っているのでしょうか?
最も古いであろうおもちゃが見つかっているのは
紀元前3000-1500年前のインダス文明跡からは、小さな荷車や鳥の形をした笛、張った糸を滑り下りる猿のおもちゃなども見つかった
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8E%A9%E5%85%B7
紀元前3000年前って約5000年も前です。
人はそんな太古の時代からおもちゃを必要としていたのですね。
おもちゃは退屈しのぎのものだと私は思っていました。
けれども、調べるとどうやらそうではないようです。
子供はおもちゃで遊ぶことで学ぶ。
ガラガラを聞くことで聴覚が発達し、
カラフルな色合いを見ることで視覚が発達する。
押すと音楽が鳴る、叩くと音が鳴る。
因果を学ぶ。
積み木を摘むのは指先の繊細さと集中力、積み木を崩すのは重力と学べる。
子供たちは退屈しのぎでおもちゃを使っているのではないようなのです。
遊びが学び。
おもちゃは子供たちの友達であり、師でもあるのです。
おもちゃが必要な理由
以上のことから、おもちゃは子供の成長に欠かせないということがわかりました。
子供はおもちゃを通して人として成長するために必要な経験をしていたのですね。
私たち親は子供におもちゃを与えて終わり!
ではなく、おもちゃで遊んでいる子供と一緒に寄り添って、自分の子がそのおもちゃを通じて何を学んでいるのか?何がこの子を成長させてくれているのかを発見しましょう。
そうすれば、どんなおもちゃがこの子に必要なのかが見えてくるような気がしませんか?
育児に正解はないと言いますが、子供にあったおもちゃを選び、一緒に成長を見守るということはとても大切なことだと思います。
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